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かつて山とともにあった本当の人間活動を体感する
大人の裏山遊戯
いつの頃からかすっかり金の有無が幸せの尺度となってしまったが、いま一度、人間にとって本当に大切なものを思い浮かべてみれば答えは自明。大都市で金絡みの茶番に一生を捧げるより、山の有り難みに触れながら、水や木々、そこに棲む動植物の恵みを得た方が動物としてよっぽど正しい。何も「昔はよかった」と言っているわけではない。この当たり前な考えを、かつての人々が持っていた知恵をもって、まずは身近な裏山遊びに活かせばいいのだ。どこぞの悪人のために口先だけで大枚が動いてしまう世の中だからこそ、「知恵と手足を使って得る」という感覚が生活の安心に繋がることだろう。
写真/降旗俊明 イラスト/スズキサトル
数字だけの成長を求めた先に幸せな暮らしはあるのか?
※この記事は2018年4月発売『Fielder vol.39』に掲載されたものです。