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今日はスーパーへ行かずに近所の沼で食材調達!すべてのフィールドは食料庫である
この人間社会で、野生食材を食べる効能とは何か。 野生食材を初めて食べた日、食べ物はスーパーで買うこともできるが、 本来どこにでもあるものなのだと気づき、今の常識を疑う。 2日目、野生食材を効率よく採集するための技術は覚えるほどに面白く、 自身の糧となりながらも遊びであることに気づいて、人生が拓ける。 10日目、ここまでくると腸内はすべて野生食材に入れ替わり、 ヒトは人間を自負しているだけで本当はただの動物であることに気づく。 肩の荷がおりる。人間社会で起こる嫌なことなど、ちっぽけなことだ。 初日のウンコには着色料が混じっていたが、今日のフンは100%天然。 それは鹿と何ら変わりないから、森のどこに出したって文句は言われない。 我々は野生食材を食べることで真に自由へ近づく。
※この記事は2016年10月発売『Fielder vol.30』に掲載されたものです。