冬のフィールドウェアはミリタリー発の大定番コンビでスタイルとスペックを両立
(問)中田商店 03-3839-6866 www.nakatashoten.com
流行に左右されないフィールドパーカ× コンバットセーターという冬コーデ
果たして“おしゃれ”なアウトドアウェアとは何なのか? 昨今のアウトドアブームに乗じて付け焼き刃の知識を披露するメディアにしてみれば「天然素材をシンプルに仕立てた(だけの?)バカ高いモード系ウェア」と言ったところだろうか。ここのところ“アウトドアっぽくない”とか“普段着としても使える”とかをコンセプトにしているブランドもあるようだが、いやいや、そんなフィールドウェアにはもう確固たる歴史的なカテゴリーが成立している。アメカジかミリタリーだ。これらはそもそも野外活動を想定して作られたものだからスペックは十分。スタイルも長い時間をかけて取捨選択されてきたから洗練されている。おまけに誕生の裏にある歴史を鑑みれば、ぽっと出のデザイナーズには醸し出せない深みも宿っている。というわけで、今回は街〜フィールドを問わずに着倒せるミリタリーシーンの大定番コンビ「フィールドパーカ」×「コンバットセーター」をお届けしたい。真に“おしゃれ”なアウトドアウェアは、ショッピングモールではなく中田商店で売っている。
現代的なディテールでオールラウンドに使える
SESSLER MFG M-65 PARKA
その名の通り、米軍が極寒地用に開発した野戦パーカが「M-65 PARKA」。先代のM-51パーカと同じく後裾にフィッシュテールを備えるが、フードが脱着式となったり、肩のエポレットが省略されたりと、各所がシンプルな仕様に変更されて使い勝手が向上している。ハンドウォーマーとなるフロントポケットや単体でも着用可能な「ALSライナー」など、様々な気候に対応できるのも魅力だ。1万6800円(税込)
ファッション界にも名を馳せる名作
SESSLER MFG M-51 PARKA
ファッションシーンでは“モッズパーカ”という呼称でも知られる朝鮮戦争期に着用された米軍の防寒着が「M-51 PARKA」。めくれ防止として股下をくぐらせて前裾に結ぶ後裾のフィッシュテール形状が特徴的で、スライドファスナー×スナップボタンで固定するウィンドフラップも機能的だ。同レプリカは使い勝手を求めて、脱着式ライナーに後継モデル同様の「ALSライナー」を採用している。1万6800円(税込)