日本のキャンプシーンを牽引しつつ時にコアなアイテムを繰り出すのがロゴス
この場を借りてお礼を申し上げる。おそらく日本のアウトドア雑誌史を振り返っても、虫の食べ方を紹介したり(カメ五郎)、野生動物の内臓をアートとして掲載したり(石川竜一)、タリバンの素顔を語ったり(横田徹)、現状のSDGsを批判したり(服部文祥)する雑誌はなかったが、そんなことをやっている本誌を長年懐深くサポートし続けてくれるロゴスに感謝する。
日本のキャンプシーンを根底から支える一大メーカーゆえ表には出さないが、おそらく野遊びとはどういうものか、ロゴスはその本質を知っているのだ。だから社員にも猟師がいて、彼個人の発想や経験を製品として具現化させる、そんなコアなアイテムをファミリーキャンプグッズの隙間にサラッとラインナップしてしまうのである。「なぜフィールダーにロゴスの広告が……」なんて疑問を抱いている読者もいるかと思うが、キャンプ関連のあらゆるアイテムが揃うロゴスのホームページは隈なくチェックしてみたら、本誌好みのギラリと尖った野営道具を見つけることができるはず。それこそが両者の、目立たなくとも強い絆なのだ。
とはいえ、硬派を気取っている本誌も、実はロゴスの公式YouTubeチャンネルにアップされている「どっちゃんと〜きゃなこの〜おそロゴス!」は欠かさずにチェックしている。このユルさと時折魅せる鋭さがロゴスの魅力なのだろう。
※商品情報は本誌発売当時(2022年8月)のものです
[LOGOS] LOGOS PRO MULTI TOOL 16
[ロゴス・ロゴスプロ マルチツール 16]
狩猟免許を持つスタッフの監修による本格仕様のロゴスPROマルチツールシリーズ。下の2モデルに続き新しく登場するのが、全16種の機能を搭載したプライヤー付きモデルだ。錆に強いオールステンレス製で、アウトドアで重宝する刃物や工具等が1つに纏まったコストパフォーマンスの高い1本。グリップ部の塗装は使い込むほどに剥がれ味になる。6500円(税込) ※2022年9月ごろ発売予定
ナイフの刃渡りは6.6cm。食材やロープのカット、フェザースティック作り等、幅広い切断・カット作業で活躍できる。
ファイヤーストライカーとしても機能するノコギリの背面部分。大きな火花を飛ばしやすく簡単な着火をアシストする。
[LOGOS] LOGOS PRO MULTI TOOL 15
[ロゴス・ロゴスプロ マルチツール 15]
アウトドアでの使いやすさを重視した、3徳プライヤー、ナイフ、ドライバー、レンチ等、15種のツールを搭載。収納時は手のひらサイズでコンパクト。ベルトループ付き収納ポーチは携行性にも優れる。5500円(税込)
アウトドアで飲み物やワインボトルを開ける際に便利なコルク抜き&栓抜きも搭載。グリップ部を閉じたまま使用できる。
[LOGOS] LOGOS PRO MULTI TOOL 9
[ロゴス・ロゴスプロ マルチツール 9]
大型のハサミ、ナイフ、ノコギリ、ヤスリ等、充実した切断系を含む9種の機能をパッケージ。各ツールは錆に強いステンレス製を採用するため、長期にわたり愛用できる。携帯に便利な収納ポーチを付属。3700円(税込)
メインツールとなる大型ハサミはスプリングアクションで片手操作が容易。ナイフでは切れにくいものでも簡単に切断できる。