秀逸なスペックとスタイルを併せ持つさらなる進化を遂げたワークマンの防寒着
実は秋冬シーズンこそ、自身の発想や道具の性能を試す絶好のチャンスである。生存に必要な熱の確保術はまさに進化の過程で毛皮を捨てたホモ・サピエンスの真骨頂と言えるし、今なお天災を克服できない現代においても重要なサバイバル技術だ。となれば、ゴロ寝でも何とか過ごせる温暖なシーズンよりもむしろ、今こそ積極的に不便な野営を楽しむべきなのである。もちろん、落ち枝が充実するこのシーズンはブッシュクラフトにも最適で、この点でも自身の知恵と技術を向上させるには良い機会となるだろう。
というわけで、今回はそんな冷寒シーズンの野営にフィットする防寒着をピックアップしてみた。無論、労働者階級を支持する本誌がオサレなブルジョアしか着ない超高級“ファッション”ダウンウェアを紹介するはずもなく、着目したのは我らがワークマンの逸品。驚くなかれ、この確かなスペックとスタイルを両立したトータルコーディネートで、実に定価1万円を切るお値打ち価格を実現しているのだ。一般的に防寒装備は値が張るというのが定説だが、ここで浮かせたお金があれば一生モノのカスタムナイフ(本誌ウェブストアで注文できるキマイラは税抜1万5000円)を手に入れるのも夢じゃない。あらゆる点で自身の野営装備を拡充できる秀逸な選択肢と言えるだろう。
※商品情報は本誌発売当時(2019年11月)のものです
INNER ALUMINUM FIELD VEST
[フィールドコア・裏アルミ フィールドベスト]
ミリタリーテイストながら、ワークでもタウンでもオールマイティに着こなせるベスト。体熱を反射し保温効果を高めるアルミプリント裏地や、ウインドストッパー、内側リブ等、機能性も高い。全4色。2636円(税抜)
野外作業をする人にとって消耗の激しい肩に、耐久性の優れたコーデュラナイロンを採用。両襟のウインドストッパーが首元の冷気を遮断する。
裏地には反射性の高いアルミプリントを施し、体熱を反射させ衣服内を温かくする。昨年よりアルミの厚さを2倍にアップ。
DIAMAGIC DIRECTRIPSTOP COTTON WINDPROOF WINTER PANTS E
[フィールドコア・ディアマジック ダイレクト 綿リップ防風防寒パンツ]
厚みのあるアクリルコーディングで、高い防風性を確保。高水準の耐久撥水性も発揮する防風防寒パンツ。サイドには中に履いているズボンのポケットにアクセスできるスルーポケットを装備。2273円(税抜)
スソ部はマジックテープ付きで寒風の侵入をプロテクトできる。ウエスト部にはゴム付き(ベルトループも装備)。
ヒザ部は3Dカットデザインのため屈伸運動等で生地が突っ張りにくい。動きやすさを損なわない仕様となっている。
CORDURA EURO FLEECE WINDPROOF JACKET
[フィールドコア・コーデュラユーロ フリース防風ジャケット]
欧米の洗練されたデザイン性と、ワークマンが培ってきた高機能を融合したフリース防風ジャケット。肩やひじには耐摩耗性に優れたコーデュラを搭載。反射材を装備し、暗部での視認性も高める。2636円(税抜)
フロントよりも背面が長めに設定したサイクルカットデザイン。前かがみになっても背中がでにくく腰を冷えからガードする。
両胸の高めの位置にループ状の工具ホルダーを装備。センターファスナーの両サイドにはファスナー付きポケットも装備する。