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他人ごとごとではない身近な敵の防除法を考える
有害・外来種図鑑
あとは同種間の争いだけかと思いきや
対野生動植物とのテリトリー争いはいまなお続いていた!?
人間様に有害な生物が世間でも広く話題となってきたので、今号の特集は「有害種」と「外来種」にクローズアップする。テレビ番組では尺や視聴率、クライアントの問題もあるだろうから、ほとんど広告収入がなく、しがらみの少ない本誌では様々な生物に貼られた有害、外来だののレッテルについて、じっくりと忌憚なく、その真相を探ってみたいと思う。というわけで、学術的な解説からマニアックな防除法まで、細かいところはその筋の著名人が担当する各項を読んでもらうとして、ここでは今号を通して読み解いてほしい三つの問題を挙げておこう。
一つ、有害・外来種が生まれる発端となった種は?
二つ、このまま発展を続ければ何れ自滅してしまう種は?
三つ、今のところ地球上で最も有害な種は?
この答えを自虐するのではなく自覚して、より良い種の存続術を模索したい。
■主な報告及び監修者
P14 サバイバル登山家・服部文祥
P20 怪魚ハンター・小塚拓矢、“ざざむし”管理人・日比野理弘
P28 “野食ハンマープライス”管理人・茸本朗
P32 昆虫料理研究会・内山昭一
P34 頭骨マニア・スケルトンミヤ
P35 サバイバル愛好家・カメ五郎
P53 国立環境研究所・五箇公一
P56 動物学者・今泉忠明
P60 フォトグラファー・松沢陽士
P64 昆虫食倶楽部・夏目恵介
写真/亀田正人
※この記事は2018年2月発売『Fielder vol.38』に掲載されたものです。
日本へ密かに入り込む、膨大な侵略者たちの実態
恐るべき外来生物の脅威 -前編-
第一章 外来生物と闘う研究者の考察
第二章 外来生物は日本を滅ぼすか?
取材・文・撮影/宇都宮ミゲル、写真提供/環境省、松沢陽士、昆虫食倶楽部、イラスト/五箇公一、スズキサトル