航空機での持ち運びができない熊よけスプレーはレンタルで現地調達がおすすめ!

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ケモノはもはや自然災害級の脅威!?

自然災害というと地震や台風に目が行きがちだが、人為的でないという意味では熊や鹿による被害も、現代日本で生きる限り無視できない自然災害と言えるのでは?

環境省が発表した熊出没件数の統計を見れば、令和4年で10945件だった目撃例が令和5年では23669件と(ともに熊の活動期となる4月~12月)、2倍以上に跳ね上がっているのだ。4033件だったひと昔前の平成21年と比べると、その急激な右肩上がりっぷりもわかるだろう。

日本列島にホモ・サピエンスが渡ってきてから3万年、つい1世紀前まで盛んに山に棲まうケモノから動物性タンパク質を摂ってきたと考えれば、2万9900年間はホモ・サピエンス:ケモノの均衡は取れていて、それが日本の自然環境として定着していたはず?

そんな折にここ半世紀でホモ・サピエンスの生活様式が急変し、ケモノの天敵(日常的に稼働しているハンター)が壊滅的にいなくなれば、2大狩猟鳥獣である熊と鹿がホモ・サピエンスのテリトリーとかち合うのも必然なのだ。我々の変化に起因するという意味では、昨今の巨大台風にも通じる自然災害と言える。

全国のモンベルストアが心強い味方に!

さて、そんな自然災害が多発する中で、自らケモノ(特に熊)たちのテリトリーへ足を運ぶ我々野遊び好きはどう対処すれば良いのか? なかなか意識しづらい環境問題だけについつい丸腰で山へ出掛けてしまう人も多いはずだが、これは大雨の予報が出ている中、雨具なしで外出するのと同じ。不意に熊と遭遇してしまった時のために、今後は山行の際に“熊よけスプレー”を携行しておくべき時代となったのだろう。

というわけで今回の本題。モンベルストアでは2024年9月10日(火)より、「熊よけスプレーは携行したいが、飛行機で移動するため現地で調達する必要がある(スプレー類は航空機内への持ち込みも、荷物として預けるのも不可)」、あるいは「3日後に山へ入るのに手元に熊よけスプレーがない」……なんて時にかなり助かるレンタルサービスを開始しているのだ。

レンタルは事前予約制で、料金はフロンティアーズマン ベアスプレー(234ml)と携行用ベルトホルスターのセットで3日間2500円(税込)。レンタル料金とは別に保証金が必要になるが、使用済み・破損・紛失のとき以外は返却時に返金される仕組みだ。熊出没注意なエリアへ遠征する際の心強い味方として、ぜひモンベルストアを活用してほしい。

ご予約はモンベルウェブサイトの専用フォームで受付中。

レンタルの料金などの詳細はこちら https://info.montbell.com/bearspray_240910PR