日々の生活が苦しい今こそ“野食”が日本を救う……かも
地域エコノミスト・藻谷浩介氏が提唱した里山資本主義が、いよいよ実生活に効果を及ぼす局面を迎えそうだ。食料を含めたあらゆる資源を輸入に頼る日本において、円安の影響は絶大。円の価値を世界に示す産業が今後の日本にあるかというと微妙だし、未だ世界に圧倒的大差で優れている漫画、アニメ界もクリエイターの海外流出が叫ばれている。そうこうしているうちに生活の資本となる食料はみるみる高価になり、さらに安い輸入食料に頼って仕事の活力も失われていく……。
そんな悪循環を断ち切るためにも、今こそ“食べ物はスーパーで買うだけじゃあない”と、本誌がこれまで散々やってきた野食に注目するべきなのだ。これは何もヘビやヌートリアを獲って食べろと言っているわけじゃなくて、日々の食卓に元来食べ物として扱われてきた野草をプラスすれば、経済的にも精神的にも健康的にも楽になるはず。冒頭の藻谷氏よろしく、あくまでサブシステムとして捉えれば取っ付きやすいだろう。
※商品情報は本誌発売当時(2024年6月)のものです
<ONOE>ALL-PURPOSE COOKER
[尾上製作所・万能調理器]
1台でオーブン、蒸し、燻製の三役をこなす便利な調理器具。BBQコンロやカセットコンロ、薪ストーブなどの使い慣れた道具が熱源になる、使い勝手の高さも◎。直径23.5cm、重量900g。2970円(税込)
問尾上製作所 ☎079-232-1261
2種類の底板を付け替えるだけで様々な調理に対応可能。
<EVER NEW>PANTAPAS/Hango
[エバニュー・パンタパス ハンゴウ]
内側にコーティングを施したことによりアルミ製クッカーの難点である焦げ付きを防ぐ飯盒の蓋型フライパン。単体でも使用できるが、ピッタリフィットするエバニューの山岳飯盒弐型とのセット使いがおすすめ。7920円(税込)
問エバニュー ☎03-3649-3135
内側にフッ素樹脂コーディングを施し、汚れも落としやすい。
<belmont>COPPER MINI PAN15
[ベルモント・コッパーミニフライパン15]
高い熱伝導率により熱が均一に伝わることで食材の旨みを引き出す銅製の調理器具は、シンプルな料理にこそ使いたい逸品。ベルモントから登場した銅製フライパンは、ソロキャンプに適したサイズで携行性抜群だ。6765円(税込)
問ベルモント ☎0256-36-1081
銅製品は使い込むほどに深い飴色に変化していく。
<LOGOS>SCISSOR KNIFE
[ロゴス・シザーナイフ]
野外調理時に重宝するハサミとナイフが合体した二刀流ギア。分解すると片刃仕様のナイフになる。ナイフ側の持ち手の形状を工夫することで、ハサミでもナイフ単体でも使いやすい設計となっている。3960円(税込)
問ロゴスコーポレーション ☎︎0120-654-219
サビに強いステンレス製&分解が簡単で手入れしやすい。