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創造力は権力を超える！火を起こし、食料を見つけ、外で寝る
野生動物にとってテリトリー争いは必至だ。食べるため、寝るため、子孫を守るために必要な生活空間は、命を賭けて獲得しなければなら ない。乱暴な書き方をすれば「強奪する権利(※)」。自然のままに生きるすべてのケモノは、 世紀を迎えた今でもこれを原理としている……
※自然界に所有権は存在しないが、「はい、どうぞ」と自らの命やテリトリーを差し出す動物はほとんどいない。大なり小なり闘争があって、相手の意に反する強奪が繰り返されている。これはイギリスの哲学者ホッブスが説いた“自然権(外的障害を排除する自己保存の原理)”の1つと言える。
※この記事は2016年12月発売『Fielder vol.31』に掲載されたものです。
