【vol.54】MIL-SPEC LIFE 50

環境に合わせて使い分けるHELIKON-TEXのアウターリスト

前項で戦場ジャーナリストの横田徹氏が絶賛しているヘリコンテックスの「ピルグリムパーカ」。これは軍用衣料〜アウトドアウェアを見渡しても、稀に見る名作と言えるのではないかと判断し、改めてその詳細をここで解説したい。それとともに今回は、環境に合わせて選び取れるヘリコンテックスの豊富なアウターラインナップもお届けしよう。


M65以来、史上最高峰のフィールドパーカが誕生

PILGRIM ANORAK

[ピルグリムパーカ]

COYOTE BROWN

耐候性、耐火花性に優れたアノラックタイプにM-65に見るフィールドJKTの定番、前面4ポケットテイストを取り入れた最新作。特筆すべきは後ろ着丈の長い裁断パターンや長めのジッパー開閉機構、絶妙なポケット位置により、立っているときでも座っている時でも立て膝をついているときでも、あらゆる状況で身体をカバーし、携行品が取り出しやすい点だ。野営着としては史上最高峰の1枚と言える。1万5800円(税抜)

BLACK

TAIGA GREEN

カナダ式ボタンで素早く開閉できる両胸のフラップ式ポケットや前立て裏のメッシュライナーには、カラビナなどで携行品を吊り下げられるテープを配置。多様なサバイバルギアを効率的に収納できる。

両胸のフラップポケット付近および両肩にはジッパー開閉式の隠しポケットを装備。タクティカルウェアを手がけるヘリコンテックスならではの実用的ディテールと言える。

ボディに用いられる耐火花加工が施された「DURA CANVAS」生地は、ワックス塗布による耐水加工も可能。その耐候性に合わせて腰、裾位置には防風性を高めるドローコード機構、脇下には体温調節用のジッパー開閉式ベンチレーションを備える。